Sae Lee ~From Paris~

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CIMG4426.jpg5月10日に初日を迎える、来シーズンからバレエ部門のディレクターに就任するミルピエの新作、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」の公開リハーサルに行ってきました。毎シーズン、5作品の公開リハーサルがオペラ・バスティーユの地下劇場で無料で行われています。

今回はミルピエ自身が指導に当たり、第3部の「夜明け」ダフニスとクロエのパ・ド・ドゥの振付を知っている若手のダンサー二人(レオノール・ボーラックとマルク・モローで本公演では他の配役)に指導を行うという形で約1時間のレッスンを見学しました。 ラヴェルの楽譜を読み込んで、音楽に合わせた振付を心掛けたとのこと。ネオ・クラシックのスタイル、女性はポワントで踊ります。

細かい指導と、時には自分が踊って見せたり、熱のこもった内容にお客さんも大喜び。ますます本公演への期待が高まりました。

来シーズンのRencontreは以下の予定となっています。生でレッスンが見れる機会は、しかも無料でなかなかありません。チケットは各演目のチケットが発売される日と同じ日に発売されますが、発売日には完売という事が多いようです。チケットを持っていなくても、当日会場に行って並べば入れると思います。

『ランダー/フォーサイス』 2014年9月13日
『レイン』 2014年10月11日
『大地の歌』 2015年1月31日
『白鳥の湖』 2015年2月28日
『パキータ』 2015年4月18日
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パリオペラ座の来シーズンについて正式な発表が行われました。バンジャマン・ミルピエ芸術監督(ナタリー・ポートマンの旦那様)の最初のシーズンですが、1年目という事でプログラミングを行ったのは、現在芸術監督のブリジット・ルフェーブル。バレエのラインアップは、今シーズンの現代作品を中心としたプログラムと打って変わって、「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「パキータ」「マノン」「リーズの結婚」など古典、準古典的な作品が並んでいます。

その中でも私のお勧めは2年前に上演された「La Source(泉)」という作品。1幕と3幕2場はドリーブが、2幕と3幕1場はミンクスが作曲を担当し、1866年にパリオペラ座にて初演されました。その後、1876年にミラノ、1878年にウィーンなどでそれぞれのバージョンで上演され、1969年のバランシン版が一番近年に振付けられました。残念なことに1873年10月に起きた火災によって初演時のプロダクションに関係する資料等のそのほとんどが焼失してしまい、1876年に来仏したペルシャ皇帝を歓迎するガルニエ宮の杮落とし公演を最後にオペラ座のレパートリーから消え、長らくパリでは上演される機会がなかったのですが、元エトワールのジャン=ギヨーム・バールが新しく振付し、3年の準備期間を得て2011年に初演されました。


作品について。


エルフ役、マチアス・エイマンのソロ。

衣装を担当したのは、クリスチャン・ラクロワ。水の精、エルフ、コーカサスたち、後宮の女性たちなどの全く違うキャラクターを、個性的ながらも統一感を感じさせ、繊細で素晴らしい衣装でした。衣装に縫い付けられているクリスタルはすべてスワロフスキーのもの。水の精に用いられた生地は、石川県の天池合繊さんの世界一軽く薄い衣料用織物“天女の羽衣”です。


衣装に焦点を当てた映像です。

エリック・リュフの舞台セットですが、飾り房の付いたロープとワインレッドの舞台幕を組み合わせたものながら、第1幕ではロープに動きを加えて生を感じさせる森の情景、2幕ではロープを動かさず、ハーレムから出ることができない女性たちの住む後宮の様子を表現していました。初演時は照明が暗いやセットがシンプルすぎるといった意見もあったようですが、私個人的にはごてごて飾り立てたものよりも、衣装や振付にマッチしたように思います。

今年の12月に再演されますので、もし冬休みの休暇でパリに来られる予定のある方にはぜひ同時期に上演されている、「くるみ割り人形」、「ラ・ボエーム」と合わせてお勧めです!
CIMG3914 (768x1024)2月28日、パリ・オペラ座のエトワール、イザベル・シアラヴォラがオペラ座に別れを告げました。彼女が引退に選んだのは、2009年4月にエトワールに昇進した時に踊ったと同じく「オネーギン」のタチアナ役。こちらが、エトワールに任命された時の映像。この時は、マチアス・エイマンと2人同時にエトワール昇進でした。そして、引退公演前48時間を追った映像。そして引退公演のカーテンコールの映像です。美しい長く華奢な脚と、ドラマティックな表現、そして舞台から離れたときのざっくばらんでチャーミングな彼女にたくさんの人たちが魅了されました。
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終演後、舞台上にはたくさんの花束が投げ込まれ、彼女の引退を惜しむかのように約30分のカーテンコール。スタンディングオベーションの中、舞台上には星型にかたどった紙吹雪が降りました。
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オネーギン役のエルヴェ・モローとの相性もとても良く、二人の最後の舞台に対する熱い思いが感じられる素晴らしい舞台でした。彼らの細かい一つ一つの動作が意味を持って大きな流れとなり、3幕の最後のパドドゥではオネーギンとタチアナの最後の踊り、そしてイザベル・シアラヴォラとエルヴェ・モローのオペラ座での最後の踊り、二つの意味を持って、その刹那を愛しむかのように情熱的で感動的なパドドゥとなりました。
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引退公演のカーテンコールでは引退する人に縁の深い人たちが舞台に出て祝福するのが慣例となっているのですが、今回は彼女と良くパートナーを組んでいたマチュー・ガニオが花束を持って登場したり、ディレクターのブリジット・ルフェーヴルが思わず涙をこぼしたり、舞台に出てこない友人たちに怒ったふりをして早く出てきなさいというジェスチャーを見せるシアラヴォラのなんとも気取らない様子が微笑ましかったです。
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バレエ「オネーギン」が2月3日に初日を迎えました。パリオペラ座で上演されるのは3回目。私がオペラ座で初めて見た演目がこのオネーギンでした。ルグリが引退したシーズンです。2011年に上演されたときに、初日の約1週間前に初日を踊るはずだった、ニコラ・ル・リッシュがシンデレラの上演中に怪我で降板し、もちろんオネーギンも降板。パリオペラ座の初日の主役はメゾンのエトワールが踊るというのが慣例ですが、キャスティングの関係でオーレリー・デュポンの相手としてタイトルロールのオネーギンをシュツットガルトバレエ団のエヴァン・マッキーが踊りました。エヴァン・マッキーの大変美しいオネーギンといつもより情熱的なオーレリー・デュポンのタチアナのパートナーシップが素晴らしく、ドラマティックな3幕の手紙のパ・ド・ドゥは今でも忘れることのできない舞台の一つとなっています。

今回も、2月28日にオネーギンでパリオペラ座を引退をするイザベル・シアラボアのパートナーのエルヴェ・モローがオネーギン上演期間の始めの方を怪我により降板。またまた、エヴァン・マッキーの客演が決まり、せっかく彼が客演するというので、見に行ってきました。

CIMG3517.jpg2人とも個々には素晴らしいオネーギンとタチアナだったのですが、パートナーとしてみるとお互いに遠慮があるのか、二人の化学反応は残念ながら起きず。音楽の世界でも、2人の素晴らしい演奏家が一緒に演奏しても、1+1=2にしかならない時もあれば、お互いの相乗効果で1+1が100になる事もあるのです。イザベラ・シアラボアは28日に引退するとは思えない美しさ。パリオペラ座随一といわれている美しい足にうっとり。1幕2幕の恥じらう夢見る少女の様子から、3幕のレディーへの変身ぶりも素晴らしかったです。

ベルギーからパリに戻った翌日は、日本から母の親友ご夫婦が来仏されており、滞在の最終日前日でツアーもフリー日ということで、パリの街をお供させていただきました。夜は19時半よりオペラ座でのバレエのチケットをだいぶと前に購入していたので、夕食までではご一緒できなかったのですが、パリの街を楽しんでいただけたようで、良かったです。ランチには衣川というとても美味しい日本料理のお店でご馳走になり、久しぶりの和食に舌鼓を打ちました。

その後、ハンブルクバレエ団によるノイマイヤー振り付けのパルチヴァールを見たのですが、2時間40分という長さにすっかり疲れてしまいました。1時間25分ある一幕終了後、たくさんの人が帰ってしまったのですが、私はその後に現在組んでいるトリオの打ち合わせが入っており、時間をつぶすのも何なので最後まで見ました。彼の小品はわりと好きなのですが、今回の作品は私にはあまり合わなかったようです。

その後、シャトレで他のコンサートを聞いていたヴァイオリニストと、リヨンからやってきたチェリストと合流しプログラムやスケジュールの打ち合わせをし、家に帰宅した頃には日付が変わっていました。
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