Sae Lee ~From Paris~

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今、窓の外が騒がしいなと思い見てみると、クロウタドリの雛が2羽、巣から落ちたのか庭でバタバタ跳ねたりしています。まだ成鳥の半分の大きさですが、じっと見ていると親鳥が周りで見守っている様子なので、しばらくは様子を見ようと思います。今年の春前から家の目の前の木の茂みの中に巣を作り始め、メシアン顔負けの素晴らしいメロディーと歌声を聞かせてくれていただけに心配です。

追記:10分後に見に行くと、木の茂みに飛び戻ったようで、木の茂みから鳴き声が聞こえてきました。やはり飛ぶ練習をしていたようなので、様子を見てよかったと思います。
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先日の記事に、心ない人というか常識ない人がたまにいるということを書きました。汚い話で申し訳ないのですが、まずは一つ目。

一時期、家の門を出たところに毎日のように犬がフンをし、どんどんフンが溜まっていくという時期がありました。時間があるときに、水で流したり拾って掃除していたのですが、どうも家の面している行き止まりの通りに住んでいない人が、わざわざ犬を連れてフンをしに来て、その後掃除もせずに帰っているようです。朝、門を開けて犬のフンがあるのを見るとげんなりし、犬が嫌がるようにお酢を撒いたりもしましたが一向に効き目はありませんでした。

パリ市内は、確か2006年あたりに飼い主が犬のフンを掃除せずに放置しているのを発見した場合日本円で約3万円の罰金を支払わなければいけないようになり、それから2001年には約1%だった掃除率が約70%にまで跳ね上がったそうです。確かに、パリ市内は犬のフンの数がものすごく減ったような印象を受けますが、私の住んでいる郊外ではこの規則はないようであまり変わりありません。

とにかく、1か月程犬のふんに悩まされましたが、一度、家にいるときにふと窓から家の門のあたりを見ると人影が。すぐに家から出て、門を開けてみると、少し歩いたところに小さな犬を連れた年配の男性がおり、門の前には新しいフンが。遠くから、日本語で言いたい事の半分もフランス語で言えませんでしたが、なんとか言いたいことを言うと、フンを拾うものを持っていなかったのもあるでしょうが、チラッと私の方を一瞥して何事もなかったかのように去って行きました。反応がなかったのでどうかなと思ったのですが、翌日から犬のフンが門の前に現れることがピタッと止まり、非常識な人は非常識ながらにも多少の常識はわきまえているんだなと思いました。

さて先月、ずっと支給されていなかったアロカシオン22カ月分がやっと振り込まれたという記事を書きました。アロカシオン関連記事  6月の頭に、きちんと5月分も振り込まれておりホッとしました。これでやっと毎月きちんと振り込まれると思うと、なげやりにならず何度もメールや手紙で催促状を送ってよかったと心から思います。

私はパリ郊外に住み始めて一度も引越ししたことがないのですが、近所からの苦情が理由で何度も引越しを余儀なくされた音楽家の友人をたくさん知っているので、静かで治安も良く、夜10時半まで問題なく練習できる家に巡り合えた私は、とってもラッキーだったと思います。

どうやってこの家を見つけたかというと、まずOVNIというフランス在住日本人のために発行されている無料の新聞があり、そこに貸し物件のアノンスがたくさん載っており、たまたまパリ国立高等音楽院の入試でパリに滞在中に何気なくその新聞を読んでいると、私の条件に合う物件が載っていたので、すぐ電話をしたところ、では一度見に来てくださいというお話になり、見に行かせてもらうことになりました。

入試の方は、まずソルフェージュ、実技の1次試験が無事に終わり、最終試験を残すのみとなっていた時期だったと思います。(入試は約2週間にわたって行われていました。)最終試験は3日間にわたり行われ、1日目が初見の試験、2,3日目が実技試験で、私は2日目に実技試験を受けることになっていたので、その試験後お家を見せて頂くことに。

最寄りの駅で待ち合わせお家を見せてもらい、条件も良く、大家さんもとても親切なうえ、奥さまが日本人で旦那様がフランス人ギター奏者ということもあり、お借りする方向で話を進めましたが、入試の結果は翌日の夕方発表。そこで事情を説明し、とりあえず明日の夜に結果が発表されるので、受かっていたら借りる、もしだめだった場合は借りないという話しになり、大家さんにも納得いただいたき、翌日、入試に合格し家の方も無事契約することができました。

庭掃除や、少し学校から遠い(メトロで約50分)等はありますが、家の面している通りが行き止まりになっており、この道沿いに住んでいる人しか通ることがないため(心ない人というか常識ない人がたまにいるのですが、その話はまた今度)、安全だし車の通りもほとんどないため静かなのがとても気に入っています。

日本と同じように、フランスでも広告・チラシがよく郵便受けに入れられています。たまに、お得な情報や電気、水道局からのお知らせなどもあるので、一通り目を通すことにしています。

P1000087.jpg今日も、広告に目を通しているとこんな物が・・・。仏陀の頭のオブジェ??? 高さ13.5cm、緑色の他に、黒、紫、銀色と4種類あり、価格は4ユーロ50セント。こんな物誰がオブジェとして買うんだろうと?と思ったのですが、ヨーロッパの人の感覚には家に仏陀の頭がオブジェとしてあってもおかしくないのかもしれません。日本でも、十字架、所謂クロスのアクセサリーを付けることはファッションの一部のようになっていますが、ヨーロッパの人から見るとクリスチャンでもないのになんで十字架を身につけているんだ?と不思議に思うようです。

他にも、高さ69cmもある黒か紫色の中国の兵馬俑にそっくりのオブジェ。夜遅く家に帰ってきてこんなオブジェがあると思うと少し気味が悪いなと思ったのですが、60ユーロも出して買う人がいるんでしょうか?
今まで、フランス国内でコンクールやコンサートに参加するために、色々な方のお宅にホームステイさせていただきました。皆さんとてもいい方々で、心からのおもてなしを受ける中、多少習慣の違いからびっくりすることも。

私は、自分でも好き嫌いが多いほうだと思うのですが、どうしても食べられないというのが、キャベツ、人参、チーズそして牛乳。一度、ベジタリアンの方に食事に招待されキャベツと人参のサラダが山盛りテーブルに出てきたときには気絶するかと思いましたが、それしかないのに食べれませんということがどうしても言えず、死ぬ思いで食べたこともありました。その経験から、必ず、一番初めにお会いした時に、これとこれは食べれませんと遠慮なく言うことにしています。

今までで食事のことで一番びっくりしたのは、ホームステイ先で夕食にパスタを茹でただけのものとトマトチューブが食卓に置かれた時でした。思わず食卓を見回すと、家族の皆さんは黙々と食べており何も変わった様子がないところから、あーこの家庭ではこういう食事が普通なんだなと思いました。

ただ、どこに行っても1週間ほど毎食パンが続くと、さすがに白いご飯が食べたくなりますね。今月末には、日本へ一時帰国します。今から、お寿司に焼き肉に、美味しい物が食べれると楽しみで仕方ありません。

ヨーロッパでのコンサートは、古い教会やお城で行われることがよくあります。教会では普通のコンサートホールとは違い残響の量がものすごく多く、ペダルの使い方やタッチを変えて、響きが混ざって何を弾いてるかわからないようにならないようにものすごく気をつけます。

P1000066.jpgでも、一番困るのがお手洗いなのです。こういう古くに建築された教会やお城のバックステージにはトイレが付いていないことが多く、バックステージから唯一の通路、ステージから、お客さんの間を横切らないとトイレへ行けないことがよくあります。人間緊張すると、生理現象としてトイレいに行きたくなることがあると思うのですが、まさかコンサートの始まる直前や前半と後半の間の休憩時間に、ステージからお客さんの前を通ってトイレに行くわけにもいかず我慢することも。

11日のコンサート会場となった、教会は14世紀に建築されたものでしたが、教会を管理されている方にお会いし開口一番に、私たちの教会にはトイレがあるのよ!と自慢されました。が、トイレはステージを挟んでバックステージから真反対の所にあるうえに、電球が切れており窓もないため使うことができず、結局、トイレを探して教会近くに住んでいらっしゃる方のお家まで行く羽目に・・・。せっかくトイレがあっても使えなきゃ意味ないですね。
P1000068.jpgコンサートは、11、12日の夜9時からでした。11日は、パミエから車で1時間ほどのDaumazenという所にある、とても古い教会であったのですが、そこの市長と言うか村長さんがコンサート前に夕食に招待してくださっており、普段はコンサート前にはあまり食事はしないのですが、せっかく招待してくださったのに何も食べないわけにはいかず、たくさん食べるとお腹パンパンになってしまいました。タイトなドレスだったので、お腹がポッコリ出ていないか心配でした(苦笑)

21時からのコンサートで、全て終わった時には23時を過ぎていました。コンサートのほうは好評をいただき、ここでも一番のヒットはガーシュインのラプソディー・イン・ブルー。スタンディング・オベーションをいただき、聞きに来てくださった皆様方に感謝の気持ちでいっぱいです。そこから、小さな懇親会みたいなものがあり、家に着いた時にはもう日付は変わって1時になっていました。朝6時半に起きてからとっても長い1日でした。
P1000071.jpg11日から13日の朝まで、トゥールーズから車で約1時間の所にあるパミエという所の音楽祭に参加してきました。11日の朝6時半に起き、オルリー空港からトゥールーズへ行き、そこから車で1時間ほどの所にある、主催の方のお家にホームステイだったのですが、とにかく素晴らしいお庭のある家で大きな庭の真ん中にはプール、ブランコがあり、滞在中になんと野生のリス、モグラ、うさぎに会うことができました。

P1000070.jpg庭には、エゾヘビイチゴという種類のイチゴや、イチジク、キウイ、レモン、栗、洋ナシ、サクランボの木があり、ちょうどなっていたイチゴやサクランボを取って楽しむことができました。とにかく、素敵な庭ですっかり気に入ってしまいました。

11日は曇りだった天気が12日はとてもよい天気で、気温もぐっと上がったのですが水着を持っていなかったのが本当に残念でした。とは言っても思った通り、リハーサルと移動とコンサートであまりゆっくりする間もなかったので、果たして水着を持っていたとしても泳ぐ時間があったかどうかは疑問ですが・・・。

コンサートのほうも無事に終わり、今朝パリに戻ってきました。演奏させていただいたのがとっても素敵な教会だったので、また後で写真をアップしたいと思います。
先週の日曜日のコンサートですが、Grenobleの駅で迎えの人を待っていた時のこと。どんな人が迎えに来てくれるのかはわからなかったので、駅舎を出たところで待ちながらキョロキョロとそれらしき人はいないかなと見まわしていると、なんだか知った顔が。サクソフォンカルテットを組んでいる友人たちでした。お互いに、何でここに??と思わず聞きあうと、どうも同じコンサートシリーズに出演するそうで私たちよりも、一本早い電車に乗ってパリからやってきて昼食を食べていたそうです。Rogina氏は先週もそのカルテットのメンバーの一人と、セーヌ川のほとりでばったり会っていたらしく、偶然って重なるもんだねーと話していました。

さて明日、明後日は南仏にあるトゥールーズ近辺で行われる音楽祭に参加してきます。南仏は、2004年にニースの講習会に参加して以来なので、まあ移動、リハーサル、本番であまり自由時間はなさそうですが楽しめればと思います。
1115912792.jpg日曜日にパリからTGVで約3時間の所、リヨンの近くにあるGrenobleに演奏しに行ってきました。Concert Musiques au coeur des Museesというシリーズの一環で、グレノーブル近辺の博物館や美術館で日曜日に演奏会を行っています。今回はフランス革命博物館 (ヴィズィーユ城)で演奏しました。なぜこんな所にフランス革命博物館があるのかと言うと、実はフランス革命の発端は グルノーブルで市民が軍隊に瓦を投げたことから始まったそうで、 その後最初にこのお城で会議が開かれたそうです。

P1000060.jpg門から中に入ると、右側には広々とした草原に湖があり、白鳥やカモが気持ちよさそうに日向ぼっこしていました。とても気持ちよさそうな様子を横目に、リハーサルへ。コンサートは16時から。朝10時半の電車でパリを出発し、13時半にGrenobleに到着。そこから車で30分ほど、14時頃にフランス革命博物館へ到着しました。そこから1時間半ほどリハーサルしたのですが、とても良い響きのする部屋で、どの曲も部屋の響きに助けられて練習時よりもとても心地よく演奏することができました。ちなみにピアノの後ろにあるのはルイ18世の絵です。

P1000063.jpgコンサートは休憩なしの約1時間程の物で、プログラムには今回が初ステージの曲もありましたが、とても楽しく演奏することができました。最後のガーシュインのラプソディーインブルーは今ままでの中でも会心の出来で、たくさんのブラボーとスタンディングオベーションを頂き、聞きにきてくださった皆様に大感謝です。1時間という時間だけは出ないようにと言われていたのですが、無事に17時には終了し、その後は即撤収(苦笑)

美術館も、美術館周りにある大きな庭も全く見る時間はなく、別れを惜しむ暇もなく車で駅まで送ってもらいました。実は私たちの電車までは、まだ2時間程あったのですが私たちのお世話をしてくださった主催の方があまり時間がなかったようで、せっかくここまで来たのに何も見ることができず本当に残念でした。主催者の方もとても気に入ってくださったようで、また次回もとお話を頂けそうなので、次のときはも少しゆっくりできるようにスケジュールを組みたいと思います。
オペラ座にまたまた、バレエを見に行ってきました。今回はプルーストが生涯かけて執筆した長編小説「失われた時を求めて」のいくつかのシーンをローラン・プティがバレエにしたてたもの。全2幕からなり、使用されている音楽も物語や時代背景と縁のあるものが選ばれており、ベートヴェンからワーグナー、サン=サーンス、ドビュッシー、フォーレ、フランク等が使われており、音楽だけ聴いていてもとても楽しめました。

第一幕は「プルースト的天国」と称して、パリの社交界を舞台にノスタルジックなベル・エポックの時を彩どっており、サンサーンスの動物の謝肉祭のピアニスト、ハープ協奏曲、フランクのヴァイオリンソナタ第1楽章、ドビュッシーの海、シランクス等に乗せてとってもノーブルで幻想的な世界が広がっていました。

第2幕は「プルースト的地獄」と、第一幕とはうって変わり同性愛者のシャルリュス男爵を主人公に、ベートヴェンの弦楽四重奏曲第14番に乗せて、滑稽でどこか物哀しげな様子で幕が始まりました。その後、光で満たされた白い背景の中で4人の男女が、ほとんど裸体で踊っていましたがあまりにも背景の光が強く踊っているシルエットしか見えず、まるで彫刻が動いているかのようで、官能的でありながらもとても美しく神秘的でした。ちなみに、戦時下のパリで、地下鉄の通路で繰り広げられる見知らぬ同士の快楽の宴というシーンだったようです。そして最後はワーグナーのリエンツィ序曲に乗せて、死者の群れが舞台を支配し、一方でマルセル・プルーストが椅子に座ったまままったく動かない様子の中、色々な登場人物が走馬灯のように現れては消えて幕が閉じます。

6月末には、来シーズンのチケットの発売が開始されるようなので、予定と照らし合わせて見に行けたらなと思います。
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