Sae Lee ~From Paris~

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パリオペラ座の来シーズンについて正式な発表が行われました。バンジャマン・ミルピエ芸術監督(ナタリー・ポートマンの旦那様)の最初のシーズンですが、1年目という事でプログラミングを行ったのは、現在芸術監督のブリジット・ルフェーブル。バレエのラインアップは、今シーズンの現代作品を中心としたプログラムと打って変わって、「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「パキータ」「マノン」「リーズの結婚」など古典、準古典的な作品が並んでいます。

その中でも私のお勧めは2年前に上演された「La Source(泉)」という作品。1幕と3幕2場はドリーブが、2幕と3幕1場はミンクスが作曲を担当し、1866年にパリオペラ座にて初演されました。その後、1876年にミラノ、1878年にウィーンなどでそれぞれのバージョンで上演され、1969年のバランシン版が一番近年に振付けられました。残念なことに1873年10月に起きた火災によって初演時のプロダクションに関係する資料等のそのほとんどが焼失してしまい、1876年に来仏したペルシャ皇帝を歓迎するガルニエ宮の杮落とし公演を最後にオペラ座のレパートリーから消え、長らくパリでは上演される機会がなかったのですが、元エトワールのジャン=ギヨーム・バールが新しく振付し、3年の準備期間を得て2011年に初演されました。


作品について。


エルフ役、マチアス・エイマンのソロ。

衣装を担当したのは、クリスチャン・ラクロワ。水の精、エルフ、コーカサスたち、後宮の女性たちなどの全く違うキャラクターを、個性的ながらも統一感を感じさせ、繊細で素晴らしい衣装でした。衣装に縫い付けられているクリスタルはすべてスワロフスキーのもの。水の精に用いられた生地は、石川県の天池合繊さんの世界一軽く薄い衣料用織物“天女の羽衣”です。


衣装に焦点を当てた映像です。

エリック・リュフの舞台セットですが、飾り房の付いたロープとワインレッドの舞台幕を組み合わせたものながら、第1幕ではロープに動きを加えて生を感じさせる森の情景、2幕ではロープを動かさず、ハーレムから出ることができない女性たちの住む後宮の様子を表現していました。初演時は照明が暗いやセットがシンプルすぎるといった意見もあったようですが、私個人的にはごてごて飾り立てたものよりも、衣装や振付にマッチしたように思います。

今年の12月に再演されますので、もし冬休みの休暇でパリに来られる予定のある方にはぜひ同時期に上演されている、「くるみ割り人形」、「ラ・ボエーム」と合わせてお勧めです!












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